秘密暴露アプリ～恐怖の学級崩壊～

「あたしも最初はビックリしたけど、本当みたい」


これも文子から聞いた秘密だった。


色々と残してくれていて良かった。


「なんでそんなこと知ってるんだよ」


今度はあたしへ向けて怪訝そうな表情を浮かべる克也。


「あたしたちクラスでも真ん中あたりのグループだったからさ、自然と色んな話を聞くんだよね」


「本当に、信じていいんだな？」


「もちろん。あたしが克也を騙す必要がどこにあるの？」


そう聞くと、克也は黙り込んでしまった。


「ありがとう。これで少しは俺にも復讐できるかもしれない」


克也はそう言ったのだった。