秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~

「遺書……」


あたしは小さな声で呟いた。


そう、今裕が書いているのは間違いなく遺書なのだ。


内容は盗撮していたことを謝罪する文章になっている。


「なにこれ、今から自殺するつもり?」


弘江が眉間にシワを寄せてそう言った。


そうなのかもしれない。


自殺……あるいは、自殺に見せかけてなにかするのかも。


「この動画ってライブ配信じゃないよね? 今から行っても助からないのかな」


そう言ったのは直美だった。


あたしは左右に首をふって下唇を噛みしめた。