秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~

あたしはゴクリと唾を飲みこんで画面をスクロースさせた。


文字は書かれておらず、動画が再生されている。


ゴミだらけの室内に、机の上のパソコン。


それは見たことのある場所で、あたしは息を飲んだ。


間違いなく裕の家だ。


昨日行ったばかりだから、見間違うハズもない。


カメラは机に座る裕を映し出している。


裕はペンを持って何かを書いているようだ。


カメラがグッと近づいていくと、裕が小刻みに震えているのがわかった。


裕の手元へとピンとが合って行く。


「え、これって……」


誰かがそう呟いた。


みんなスマホ画面にくぎ付けになっている。