秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~

それがわからないから、心臓がドクドクと跳ね始めていた。


「今日はここまで。土居の葬儀が決まったらまた連絡網で回すから――」


先生の話を最後まで聞く前に、あたしはポケットからスマホを取り出していた。


最初の頃のように自分の手が震えているのを感じる。


あたしたちの意見は通ったはずだ。


もうやめよう。


それはこのクラス内で共通していたはずだ。


それなら書き込んだのは……。


《佐々木剛、今岡拓郎、川島美花、西前朋子、村上敦子、柴田倫子からの暴露!》
その連盟に重たいため息が出た。


裕と健人を覗いて、今日来ていないメンバー全員だ。