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結局、あたしたちは3人で学校へと戻ってきていた。


生徒たちがほとんどいなくなった学校は静かで、いつもと違う雰囲気がある。


いつもは部活動で騒がしいグラウンドも、今日は休みなのか誰もいなかった。


「気味が悪いよ」


一番後ろをついて歩く直美がそう言った。


その意見には賛同できた。


こんな静かな学校、今まで見たことがないかもしれない。


だからこそ剛たちが学校裏で暴行を働いたのだろう。


誰もいないのを、いいことに。


あたしは直美の言葉に返事をせず、まっすぐ校舎裏へと足を進めた。


足元がコンクリートから砂利に変わり、歩くたびに音がする。


ゴミ捨て場へと続く道へ差し掛かった時、そこに誰かが寝転んでいるのが見えた。