翌日3人で登校すると明らかに教室の雰囲気が変化していた。


あたしたちを見ると同時に視線を伏せる生徒、羨望の眼差しで見て来る生徒、ヒソヒソと噂話を始める生徒。


いつものように挨拶をしてくる生徒はどこにもいなかった。


「よぉ! 昨日の書き込み最高だったな!」


そんな中で声をかけてきたのは剛だった。


剛に肩を叩かれたあたしは一瞬嫌悪を覚えたが、すぐに作り笑いを浮かべた。


「まさかオタクの奴らにあんな秘密があったなんてなぁ!」


剛はわざとクラス中に聞こえるように大きな声を出している。


あたしたちを見てヒソヒソと噂をしていた子たちが、一瞬にして静かになる。


昨日感じたクラストップのような高揚感が体を駆け巡る。