【短】I Love Youのカタチ



「美希都…?」

「あぁ?なんだよ?」

「もう、離さないでね?絶対に…絶対だよ?」

「あぁ…絶対に、離さねぇよ。だから、西川とか…その他とか、マジでフラフラすんな」

「ん…」


ぎゅうっとまた抱き締められて、私はその胸に顔を埋めた。


不確かな感情に振り回されて、意識さえも混濁しそうになって…息もできない、そんな世界から私を掬い上げてくれるのは、後にも先にも貴方だけ…。


ちょっと歪な形のI Love You。

二人の…二人だけの、愛のカタチ。


けして、他の誰にも譲れない、負けない、これだけは退けない…私全部の、愛のカタチ。

美希都という、大きな狼になら…。
このまま食べられて、その体の中に取り込められてしまっても、いいかな…?なんて。


そんなことを思って、私は目を閉じた。
その途中で、幸せそうに笑う美希都の顔を見て、あぁ私は幸せの絶頂にいるんだ、なんて感じながら…。