「んな、ジト目で見んな。つーか、お前がわりぃんだよ、全部」
「なんで、私なのよ?!」
「…お前が、俺から逃げようとすんのがわりぃんだよ」
あまりのことに、二の句が出ないとはこのことだ。
私はぱくぱくと口を開閉するだけして、疲れてしまいがっくりと項垂れた。
脱力。
「なんだよ?…そんなに良かったか?俺のキスが」
「ばかッ!んなわけある…わけ…な…」
否定しようとすると、覆い被さるようにして抱き締められる。
「そんな潤んだ顔して…良かった、の間違いだろ?」
「〜〜ばか、ばか、ばかってか、退いてよ!この変態!」



