【短】I Love Youのカタチ



私は、書庫の中置くまで入り込んでから、ずるずるとその場にうずくまり、声を声を殺して、泣いた。

そしてもう…無駄に傍にいるのも、期待して胸を踊らすこともしない。


そう、心に決めたんだ。


幸い、すぐに夏休みはやって来て。
私は毎日のように図書館へと足を運んだ。
休館日は、家からわざわざ遠い海まで行って、ボーッと呆ける。
そんな日々が続いた。
何故かその日を境に頻繁に、美希都がメールをくれたけれど、それには一度たりとも返事はしなかった。
とにかく、美希都の顔なんて見たくもなかった。


これ以上、構われるのが嫌だった。


そして、出来上がった鉄仮面。
もう二度と美希都の言いなりにはならない。
振り回されるのはごめんだ。


そう思ってしまえば、『あれ?私女優になれるんじゃないの?』と思いたくなるくらい上手に冷たく素っ気ない態度で美希都に接することが出来た。


向こうは何も気付いていないんだろうけど。
…だって、私には関心がないのだから。