きーんこーん…
そのベルと共に、直ぐ様クラス内に黄色い声が上がる。
「ねぇ!ねぇ!今日も美希都くん格好良くない?!」
「うんうん!いつにも増して素敵だよねっ!」
そうはしゃぐ女子に心の中で「けっ!」と舌を出して。
私は、返ってきた然程点数の宜しくない、少テストの用紙を丁寧に折り畳んで鞄へと仕舞い込んだ。
なーにが、「今日も格好良くない?!」だってーの。
これ以上アイツの鼻を高く築かせるのは、止めてくんないかな?
すぐに、図に乗るんだから。
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