私達は、ボールを投げて遊んでいた。 「えいっ、あっ、向こうに行っちゃったよ?」 明莉が投げたボールは、花壇の方に飛んでいった。 「わたし取り行ってくるね?」 私がそう言うと、 「まって、わたしも一緒に行く!」 明莉もついてきた。 「あかりちゃん、どこまで飛ばしたの?」 「えー…?そんな遠くに飛ばしてないと思うけど……」 「あっ、つばきちゃんあったよ!!」 「どこ〜?」 「ここだよー!」