「もう開幕5分前だ。中に入ろう」
伊織の声で全員中に入る。
『文化祭第一幕開会宣言、生徒会長、お願いします』
会場に入って舞台裏に回ったすぐ後、伊織が放送を合図にマイクを持って舞台に出て行った。
『本日はたくさんの方のご来場、誠に感謝申し上げます。
例年より来場者数が200人ほど多いとのことですが…』
いつもは見せない真剣な生徒会長の顔を見せる。
アドリブで喋れてしまうあたり伊織の才能だと思う。
喋り終えて一礼した伊織は早足で舞台袖に戻って来た。
「お疲れ様です」
「ありがとう、席、つこうか」
「そうですね」
私たちの席は2階のVIP席、ここだけは毎年生徒会が使うことになっている。
生徒の様子は見えるけど、生徒が上を向くことはないのでいわば誰も私たちの存在に気づかない。
隔離された空間で、生徒会メンバーしかいない。
しかもVIP席は左右にあるので、右側には私と伊織しかいない。
今日、発表の間は一切仕事が入らないように段取りをした。
休みたかったのと、みんなの活躍を見ておきたかったのと。
みんなが、自分のしたいことを楽しそうにしているのを見るのが好きだから。
みんなの座席とは少し離れている生徒会の席では伊織はいつもオフモード。
伊織の声で全員中に入る。
『文化祭第一幕開会宣言、生徒会長、お願いします』
会場に入って舞台裏に回ったすぐ後、伊織が放送を合図にマイクを持って舞台に出て行った。
『本日はたくさんの方のご来場、誠に感謝申し上げます。
例年より来場者数が200人ほど多いとのことですが…』
いつもは見せない真剣な生徒会長の顔を見せる。
アドリブで喋れてしまうあたり伊織の才能だと思う。
喋り終えて一礼した伊織は早足で舞台袖に戻って来た。
「お疲れ様です」
「ありがとう、席、つこうか」
「そうですね」
私たちの席は2階のVIP席、ここだけは毎年生徒会が使うことになっている。
生徒の様子は見えるけど、生徒が上を向くことはないのでいわば誰も私たちの存在に気づかない。
隔離された空間で、生徒会メンバーしかいない。
しかもVIP席は左右にあるので、右側には私と伊織しかいない。
今日、発表の間は一切仕事が入らないように段取りをした。
休みたかったのと、みんなの活躍を見ておきたかったのと。
みんなが、自分のしたいことを楽しそうにしているのを見るのが好きだから。
みんなの座席とは少し離れている生徒会の席では伊織はいつもオフモード。

