「七瀬、何が好きなんだろう」
「なんか欲しいとか、聞いたことないの?」
「…もの欲しいとか言わない子だな」
そんなの聞いたことないもん。
「わからないんだったら直接聞いてみたら?
他の子にもらったやつとかぶったりしたらいらないだろうし」
「でも、電話繋がらないんだよ」
「とりあえず、メールでも入れておいたら?」
「そうしようか」
七瀬に何か欲しいものある?、と連絡を入れる。
この時点で誕生日にはおなじみのサプライズ感っていうのは消え去る。
「とりあえず、どうしよう」
「じゃあ私のために本屋さんに行こう」
「わかった」
菜月の後ろをついて行くと、本屋についた。
そこには北斗くんが。
そして北斗くんは僕に気づいて、隣の菜月にも気づいて。
こっちに近づいてくる。
「伊織」
「な、なんでしょう」
すごい殺気立ってる。
「伊織くん、この人誰?」
「七瀬のお兄ちゃん」
「あー、確かに。似てるー」
そういうと、七瀬は北斗くんを見上げる。
「伊織、この女誰」
「いとこです」
「七瀬ほっておいてか?」
「すいません。いろいろあって」
平常心を装って答える。
「なんか欲しいとか、聞いたことないの?」
「…もの欲しいとか言わない子だな」
そんなの聞いたことないもん。
「わからないんだったら直接聞いてみたら?
他の子にもらったやつとかぶったりしたらいらないだろうし」
「でも、電話繋がらないんだよ」
「とりあえず、メールでも入れておいたら?」
「そうしようか」
七瀬に何か欲しいものある?、と連絡を入れる。
この時点で誕生日にはおなじみのサプライズ感っていうのは消え去る。
「とりあえず、どうしよう」
「じゃあ私のために本屋さんに行こう」
「わかった」
菜月の後ろをついて行くと、本屋についた。
そこには北斗くんが。
そして北斗くんは僕に気づいて、隣の菜月にも気づいて。
こっちに近づいてくる。
「伊織」
「な、なんでしょう」
すごい殺気立ってる。
「伊織くん、この人誰?」
「七瀬のお兄ちゃん」
「あー、確かに。似てるー」
そういうと、七瀬は北斗くんを見上げる。
「伊織、この女誰」
「いとこです」
「七瀬ほっておいてか?」
「すいません。いろいろあって」
平常心を装って答える。

