やば。


何これめっちゃ嬉しい。


幼なじみだけど初めて気づいた。


やば、え、なに?


え、好き。


七瀬好き。ありがとう。


これからも寝言言うね。


うん、テスト万歳。



心の中で騒がしくしていると、黒瀬が俺の方を見た。


なんとも嫉しそうに。


俺は機嫌がいいからニコッと微笑むと黒瀬は、不機嫌そうに下唇を噛み締めた。


そのあと、1日の授業をルンルンと過ごした。


放課後は生徒会あるし、嬉し。


七瀬好き。ほんとありがとう。


俺かわいいよね。



「会長、行きましょう」



放課後、七瀬が僕に声をかける。



「そうだね。行こうか」



この1週間。


俺は勝ち誇った顔で黒瀬と七瀬の会話を聞いていた。