七瀬のジャージのチャックを下ろすと中にあったかそうなセーターを着ていた。


「ちょ、伊織?何、してるの…っ」


「ん?チャック下ろしたの。寒いから中に着てると思ってたけど、やっぱ、あったかそうだね」



俺は七瀬のジャージを少しずらして首筋に顔を埋める。


「ちょ、伊織、またなんかするでしょ…っ」


「安心して、バレないとこにつけてあげるから」



うん。俺やっぱ余裕なさすぎかな…。


七瀬がちょっと男と笑ってただけで、こんなにも、余裕なくなるとか。


「俺、子どもみたい…」


「っ、くすぐったい…」


ボソリと呟くと七瀬は身をよじる。


それでも七瀬の反応が面白くてもっと遊んでしまう。


七瀬の首をペロッと舐めると七瀬は過剰な反応。


「っ、ひっ、い、おりぃ…」


涙声で俺の名前を呼ぶ七瀬。


エロいなぁ…。


いつまでも恥ずかしそうに身をよじっている七瀬をもっといじめたい、と言う感情を押さえ込んで、キスマークをつけて離れる。


「うぅ、もう…いおり…」


涙目で俺をみつめる七瀬に理性を崩されそうになる。


あぁもう…。


「七瀬、やっぱ無理。キスしていい…?」


「ちょっ、と。ダメ…。ここ学校、だから…っ」


「ちょっとだけ、ね?」


俺は七瀬に口づけを落とす。


「んっ…」


七瀬は恥ずかしそうに、目を閉じてくれた。