細いし軽いくせに胸はしっかりついてるし。


なんだよもう…。


七瀬の身体こんなまじまじと見たのなんて初めてだし…。


いつまでも寸胴だと思ってたのになかなか女子の身体になってる。


ほんとにもう。可愛すぎる。


俺の彼女可愛い。


引くほどかわいい。


もう外に出したくない。


誰にも見せたくない。


黒瀬とか論外。


そんなことを思いながら七瀬をじーっと見つめる。


どちらかというと美人系の顔だけど、笑った顔が可愛い。


七瀬はまた寝返りを打って勢いが余ったのか壁にぶつかった。


「…痛い」


「大丈夫?」


振り返った七瀬は涙目で、異常なまでにそそる。


「痛い…おはよ…」


「おはよう」


七瀬はぶつかった勢いのまま俺に抱きついてきた。


ベッドの端にいた俺はそのまま落下。


そして、七瀬も落下。



「七瀬、めっちゃ痛い」


「ん。伊織いい匂いする」



まだ寝ぼけているのか、俺の言葉はスルー。


七瀬は俺の上に乗ったまま二度寝を始めた。


引っぺがそうとしたけど俺の着ているシャツを握りしめている七瀬。


まじか。


グイグイくるなぁ。


なんて思って見たけど七瀬は夢の中だから多分無意識なんだろうなぁ。