「海洋くん…」
「こんな俺は、やっぱりキモいかな…。俺、新田さんの前だと…どうも、クールから掛け離れてるから…新田さんも、クールなままの俺の方がいい?」
今度こそ、しゅんっと項垂れてしまった彼の首。
私は、自分の気持ちを伝えたくて、もどかしさをなんとか脱ぎさってから、彼に声を掛けた。
「み、海洋くん…」
「ん?」
「わ、私は、クールでも、クールじゃなくても、海洋くん海洋くんだと思う…うん。一人で淡々と勉強してる海洋くんも素敵だと思うけど、私は私に微笑んでくれ海洋くんも……その……す、すき…だよ?」
ぱちくり
彼は、その言葉を耳にして数秒私の顔をマジマジと見て…そして、シューッと顔を真っ赤にさせた。
「…っ。ほんと、新田さんには、敵わないな…ねぇ?新田さん…それってさ、返事だって思ってもいいの?」
「…う、ん…」
改めてそう聞かれると、恥ずかしくなって、顔がどんどん熱くなる。
でも、彼も同じくらい赤いから、嫌な気持ちではなかった。
「じゃあ…これからお互いに、離れたりする時期もあるけど……真面目に、大事にしたいって思うから…もう一回言うね?……好きだよ。玲…俺と付き合って?」
「…は、い…」
私の答えを待つ前に、ぎゅうっと抱き締められて、私の言葉は彼の胸の中に吸い込まれていった。
「こんな俺は、やっぱりキモいかな…。俺、新田さんの前だと…どうも、クールから掛け離れてるから…新田さんも、クールなままの俺の方がいい?」
今度こそ、しゅんっと項垂れてしまった彼の首。
私は、自分の気持ちを伝えたくて、もどかしさをなんとか脱ぎさってから、彼に声を掛けた。
「み、海洋くん…」
「ん?」
「わ、私は、クールでも、クールじゃなくても、海洋くん海洋くんだと思う…うん。一人で淡々と勉強してる海洋くんも素敵だと思うけど、私は私に微笑んでくれ海洋くんも……その……す、すき…だよ?」
ぱちくり
彼は、その言葉を耳にして数秒私の顔をマジマジと見て…そして、シューッと顔を真っ赤にさせた。
「…っ。ほんと、新田さんには、敵わないな…ねぇ?新田さん…それってさ、返事だって思ってもいいの?」
「…う、ん…」
改めてそう聞かれると、恥ずかしくなって、顔がどんどん熱くなる。
でも、彼も同じくらい赤いから、嫌な気持ちではなかった。
「じゃあ…これからお互いに、離れたりする時期もあるけど……真面目に、大事にしたいって思うから…もう一回言うね?……好きだよ。玲…俺と付き合って?」
「…は、い…」
私の答えを待つ前に、ぎゅうっと抱き締められて、私の言葉は彼の胸の中に吸い込まれていった。



