「海洋くんは、優しいよ?だから、一緒にいて良いことないなんて言わないで?…周りがどうなのかは、分からないけど…でも、少なくとも、私は…私はそう思ってる。海洋くんは、素敵だから」
私の言葉を最後まで待ってから、彼は小さくくすり、と笑った。
「やっぱり、新田さんには敵わないなぁ…だから、…惹かれたんだ。新田さんはどんな俺でも全然変わらなかったから…」
「…え…」
私は言葉をなくす。
すると、彼はずっと掴んでいた私の手をそっと放してから、自分の言葉の補足をする。
「新田さんは、俺が図書館で初めて声掛けたの、覚えてる?」
「え、あ…うん。それは勿論…」
「あの時、…や、実はその前から新田さんのこと、俺は知っててさ」
「…?!」
「取り巻きの奴らが話してたんだ。ダンスサークルに入った子で、黒髪ロングの色白な子がいるって。その時は、勉強も忙しいのにサークルなんて良くやるなぁくらいにしか思ってなかったんだけど、ね?」
そう言って、彼はまた何時もの笑顔を私に向ける。
「練習してる所を偶々見かけて。凄くキレイだなって…ほんと、さっきも言ったけど…キラキラしてて太陽みたいだなって…思ったんだよ」
「そんな、こと…」
「俺に持ってないもの、全部持ってるって思った。そしたら…どうしても傍に近寄りたくて…ちょっとストーカーみたいだったけど…無理やりにでも、新田さんの近くにいたかったんだ」
初めて知る、事の真実。
それを聞かされたなら、今までの謎は全て紐解かれる。
私の言葉を最後まで待ってから、彼は小さくくすり、と笑った。
「やっぱり、新田さんには敵わないなぁ…だから、…惹かれたんだ。新田さんはどんな俺でも全然変わらなかったから…」
「…え…」
私は言葉をなくす。
すると、彼はずっと掴んでいた私の手をそっと放してから、自分の言葉の補足をする。
「新田さんは、俺が図書館で初めて声掛けたの、覚えてる?」
「え、あ…うん。それは勿論…」
「あの時、…や、実はその前から新田さんのこと、俺は知っててさ」
「…?!」
「取り巻きの奴らが話してたんだ。ダンスサークルに入った子で、黒髪ロングの色白な子がいるって。その時は、勉強も忙しいのにサークルなんて良くやるなぁくらいにしか思ってなかったんだけど、ね?」
そう言って、彼はまた何時もの笑顔を私に向ける。
「練習してる所を偶々見かけて。凄くキレイだなって…ほんと、さっきも言ったけど…キラキラしてて太陽みたいだなって…思ったんだよ」
「そんな、こと…」
「俺に持ってないもの、全部持ってるって思った。そしたら…どうしても傍に近寄りたくて…ちょっとストーカーみたいだったけど…無理やりにでも、新田さんの近くにいたかったんだ」
初めて知る、事の真実。
それを聞かされたなら、今までの謎は全て紐解かれる。



