自分の気持ちをスバリ言い当てられて、カァッと顔が赤くなる。
それを隠すのに、私は自分の頬に手を当てようとする。
けれど、それはやんわりと私の両手を掴んできた彼にいとも簡単に阻止されてしまった。
「ちょ、海洋くんっ!?」
「…可愛いね」
「はっ?!」
「新田さん、可愛い。俺、理性崩壊しそう。…今まで滅茶苦茶我慢してたのに」
なんで、そういう方向へ急展開するのか、意味が分からなかった。
「ずっと、新田さんのこと、憧れてたんだ。キラキラ太陽みたいな笑顔で、周りをいつも元気にさせてる新田さんに…」
「み、みなみく…」
「だから、インターンシップ前に、ちゃんと言っとこうと思って…」
「…っ?!」
徐々に掴まれた手に近付いてくる彼の口唇。
音も立てずに触れられた、右手の手首。
親指の付け根の動脈付近。
スッと、離れていくその感覚に、肌が粟立つ。
どくんどくん
そこから激しくなった鼓動。
まるで全身が心臓になったみたいだった。
それを隠すのに、私は自分の頬に手を当てようとする。
けれど、それはやんわりと私の両手を掴んできた彼にいとも簡単に阻止されてしまった。
「ちょ、海洋くんっ!?」
「…可愛いね」
「はっ?!」
「新田さん、可愛い。俺、理性崩壊しそう。…今まで滅茶苦茶我慢してたのに」
なんで、そういう方向へ急展開するのか、意味が分からなかった。
「ずっと、新田さんのこと、憧れてたんだ。キラキラ太陽みたいな笑顔で、周りをいつも元気にさせてる新田さんに…」
「み、みなみく…」
「だから、インターンシップ前に、ちゃんと言っとこうと思って…」
「…っ?!」
徐々に掴まれた手に近付いてくる彼の口唇。
音も立てずに触れられた、右手の手首。
親指の付け根の動脈付近。
スッと、離れていくその感覚に、肌が粟立つ。
どくんどくん
そこから激しくなった鼓動。
まるで全身が心臓になったみたいだった。



