「……お前、学校来たんだな」 ミカの隣で俺はあぐらをかいた。 「……家から出たはいいけど、行くとこがなかったから。 あ、冷えピタありがとな。熱下がった」 フードから覗く顔がほんの微かに綻んでいるように見えた。 倉庫で寝てた時にパーカーのポケットの中に孤立主義だから逃げた時の場合を考えて入れといたんだけど、入れてよかったな。 「そうか。お前、学校来たなら授業出ろよ」 「………たぶん、出たら吐く」 ミカは静かに顔を俯かせて言った。