同窓会当日、みんな若々しくほとんど新品のスーツを着ている人ばかりだった。
社会人になった人は少数で給料の話なんかをしているのがみえた。
俺は友達はいないので尚弥としか喋らずほとんどは一人で座っていた。
先生は問題児だった俺が大企業に就職したと聞いて驚いた様子で話しかけて来る。
しかし俺はそんな周りの人たちよりも凛のことが気になっていた。
もうきっと俺のことなんて何とも思ってはいないそう分かっていても気づくと凛の目の前に立ち、話しかけようとしていた。