遠距離五年目

「花。俺、花のことが好きなんだ。」


嘘、蒼汰が私のことまだ好きなんて。

「花はもう俺のこと好きじゃないかもしれない。」


そんなわけないじゃん。私が蒼汰のこと好きじゃないなんてあるわけない。

「好きじゃないわけない。ずっと好きなの。」

「花。」


そう言って蒼汰は強く抱きしめてくれた。


そして、連絡をしなくなった理由、電話の時の女の人が誰かもちゃんと話してくれた。