1%の甘さで



美味しそうな匂いに食欲をそそられた私はデラックス牛丼にした。



デラックス牛丼は普段、柔道部とかのたくましい男子しか頼まなかったらしく私が頼むと心配された。



私は食べきる自信があったのだが、おばちゃんが“なんかの罰ゲームかい!?”と第一声にあげた言葉がこれだった。




いや、逆に食堂の食べ物を罰ゲームにされていいのか!?と思った。




すると、隣から杏里が…。


「大丈夫ですよ。この子の胃袋は柔道部の男たちよりもでかいですから」


と、おばちゃんに心配されて困っていた私を庇ったのか貶したのかは不明だが一応助けてくれた。



それをひとみんが笑って見てるっていう通常の展開がさっきまで繰り広げられていたのだが…。





「で?」



それぞれの頼んだものをテーブルに置き、席に着く。



ちなみに、杏里はお腹すくでしょ!っていう量の和食定食を頼んでいた。



ひとみんは、オムライス。



これも私からしたら小さいのだが、2人からしたら普通サイズだそうだ。





「で?とは??」



正直よくわからず、食堂に来た。



てか連れてこられた。