「ゴ、ゴリラぁぁぁぁぁ!?私はそんな凶暴!?」
今、私めっちゃあんぐり口を開けていることだろう。
それをアホヅラだと言って笑ってくる岳斗。
「ちょ!その変顔やめろ!!笑うって」
いや…私、変顔してる気ないんですけど。
今だに爆笑している岳斗を冷めた目で見つめる。
「じゃー席つけ。」
いつのまにか入ってきてた先生。
どうやらチャイムはもう鳴っていたみたい。
「今日は、二次関数とその利用について……ーー、ーーーー。」
私にとっての眠り歌を数学の先生が話し始める。
1番後ろの席なのはラッキーとしか言いようがない。
だって寝れるし!
あーもうだめだ。
開始20秒で目がウトウトしてきた。
そのまま、頭を机に預ける。
そして、私は完全に寝た。

