1%の甘さで


だってあのバカ…ッ……失礼、お兄ちゃんまでもにファンクラブがあるというなら優哉先輩のファンクラブは当然あるでしょ、という独断と偏見で聞いてみた。



「あるよ!あるに決まってるよ!!」



「もしかして、大原さん優哉先輩派!?」



一回シーンっと静まり返ったから、聞いちゃいけないことだと思ってしまってた私は急発進したマシンガントークについていけない。



「私、優哉先輩のファンクラブに入ったよ〜!」


「よかったら、大原さんも優哉先輩のファンクラブに入らない?」



「いーや!是非、夏先輩のファンクラブに!」


「いやいや!杏里様のファンクラブに!」


「いやいやいや!瞳先輩のファンクラブに!」




一気にドバァーっと人が私に群がってきた。