「そっか・・・・・・なら、5人で行く?」

あたしの提案に、4人は頷いた




「ね、美結」

「ん?どしたの、結月」

あたしは五人で歩きつつ、美結に近寄る

あたしたちは、前に2人、後ろに3人と言った形で並んでいる

ちなみに、あたしは前。あたしの隣が美結。

後ろは、左から順に美月、聖歌、そして舞美・・・・・・という感じ

「どう思う?これ・・・・・・」

「・・・・・・わからない。ただ、このゲーム、何かがおかしいの」

「おかしい?」

「なんであの時、前畑さん・・・・・・ううん、華ちゃんはドアの方に近づいたのかな。危険であることぐらい、分かってるはずなのに」

あっ!

確かに、そうだ

あの時、なんで華ちゃんは近づいたの?

あたしは、「危険、怖い」から引き止めることが出来なかった

でも、そんなのは関係ないと言うように、華ちゃんはドアの方に近づいていった

「華ちゃんは、このゲームについてなにか知ってる・・・・・・?」

「・・・・・・さあ」

「じ、じゃあ、捕まったら、一体どこに・・・・・・」

本当、分からないことだらけだ。このゲーム

「智也・・・・・・恐ろしいゲーム持ってきてくれたね」

あたしの隣で、美結はそう呟いた