手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~


丸ちゃんを選択した次の日の朝。


「おはよう……」


と言っても、私を迎えてくれる人は誰もいなかった。


机の上にはお母さんからのメッセージと1000円が置いてあった。


『お母さんは仕事にいきます。時間がないのでこれで好きなものを食べて学校に行ってください。』


「またか……お父さんと紀望お姉ちゃんがいなくなってからずっとこうだ……」