しかし、それでも、 あのゲームは私に選択肢を迫る。 『今日の選択をしてください。』 真夜中になると、私のスマホに赤い文字でそう表示された。 「今日は、一体なんなの……?」 私はスマホを握って画面が切り替わるのを待った。 ふと鏡をみると、私の首にはうっすらと刃物で切った跡が刻まれていた。 公園で着物を着た骸骨が鎌で私の首を切ったときにできた跡だろう。 やっぱり、昨日の出来事は夢じゃなかった。 そんなことを考えていると、スマホの画面が切り替わり、今日の選択肢が表示された。