「もう、また泣きそうになってんじゃないのバカ空我!!」 ダンボールからDVDを取り出し、めぐは俺の背を叩いた。 「……ハハ、悪い」 めぐはしょうがないわねとでも言うように俺に笑いかけた後、床に置かれていた自分のバックの中から奈々絵の形見のノートパソコンを取り出す。 その中にDVDを入れて、コードを使ってテレビに繋ぎ、みんなで床に座って再生されるのを待った。