「……空我、もうやめとけ」 突如、潤がそっと後ろから俺を抱き締めた。 「……ふぇ、なんだよ、お前だって泣いてんじゃねぇか」 振り向いて潤を見ると、 顔が真っ赤だった。 というより、病室にいた奴の殆どが泣いていた。 「そらそうだろ!あいつはもういないんだ!!」 潤は開き直ったようにいう。 「うっ、あああああっ、ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」