ダイニングルームに真凛さんは入っていった。 「……はぁ」 追い出せばいいのに。 なんで俺、この人入んの許したんだろ。 「妖斗、何食べたい?」 真凛さんはテンション高めの声を出して、ダイニングルームのドアにもたれかかっていた俺に聞いてきた。 「…………カレー」 いや、何普通に答えてるんだ俺は。 相手は女だぞ? ……………ダメだ、完全にペース乱されてる。