光輝が俺の手当をしていたせいで冷めてしまったご飯をあっためなおした。 俺達はダイニングルームにある4人用のテーブルと椅子に、座ってご飯を食べ始めた。 「妖斗、上手いか?」 妖斗の真正面に座っていた光輝は、笑いながら聞いた。 「お、美味しい……です」 小さな声でそう言った妖斗を見て、光輝は思わず頬を緩ませた。 「……光輝さんって料理上手いんですね」 光輝の隣に座っていた俺は、それを聞いて思わずプーっと噴き出す。 「妖斗、 言っとくが昔は壊滅的だったからな?」