「だってそうでもしないと、お前またやるだろ?」 そう言って、空にぃは上機嫌に笑った。 「まぁそうかもしれないけど……」 光輝さんも空にぃも、どうやら本気で 俺に売色を二度とさせないつもりらしい。 まだ借金も残ってるのに。 でも、それも悪くないのかな。 それがない世界で生きるのは、ちょっと怖いけれど、 少なくとも俺は、もう独りぼっちではないから……。