「…………なぁ、妖斗。 俺はあの事件から、お前がどうやって生きてきたのか知らない。手術の時に見た体の様子から察するに、いいことはしてこなかったんだろうがな。 でもなぁ……妖斗、あの事件はお前に罪はない。5歳の子供がマフィアに抵抗なんて出来たら、それこそ奇跡だ。 だからさ……もう苦しまなくていい。 光輝のとこに行っていいんだよ。 あいつは、きっとお前を大切にしてくれる」