「人を信じるのも怖いし、ずっと一緒にいてくれる保証なんてない友情を作るのも怖いんだろ。違うか?」 図星だった。 でも、なんも知らない奴にこんなこと言われて、そうだなんて認めたくなかった。 「……っ、わかったようなこと言うなっ!!」 俺は声を張り上げて、光輝さんの腕を振りほどいた。 今更信じろなんて言われて、 ハイ、信じますなんて頷ける筈もなかった。