あの拉致された日からどれくらい時間が経ったのか、 よく分からなかった。 頭が痛くて、自分は何かを忘れているような感覚がする。 でも、思い出そうとするたびに頭痛は悪化し、頭の中にモヤがかかっていく。 「……俺は何を忘れてる?」 光にぃ達が空にぃの元へ行き、取り残された病室で俺は1人考えていた。