聖里奈が真凛に続けていうと、妖斗は頬を赤らめながら喋り始めた。 「ま、真凛。 ……聖里奈」 小声でいい、真凛は楽しそうに頬を赤らめた。 「はーい、よく出来ました。さっさ、部屋行こう!!」 真凛は妖斗の片腕をつかみ、もう片方の手にはバックをぶら下げて、ダイニングルームへ向かっていく。 「……あの二人、仲いいわね」 「クク、そうだな」 俺と聖里奈は、真凛や妖斗には聞こえない程度の小声でそうこぼした。