「翼咲ぁ、お前いつの間にそんな頼もしくなった?お前、伊達に妖斗の兄貴やってないなぁ……」 光輝は、力のない声で、まるで愚痴をいうみたいにそうこぼした。 「そんなん、お前が俺に兄はどういうのか教えたからだろっ!!」 「ハハっ、…………あったかいな」 光輝は真っ赤に泣き腫らした顔をして、 俺と妖斗に笑いかけた。 絶対。 何がなんでも、俺達白龍で守るから……っ。