「俺は、美心を怖がらせることはしない。


美心を怖がらすお前なんかに、美心をやらない‼


美心は、渡さない!!!」



青が、俺を睨む。


仲間だった。


ずっと側にいた仲間が、一人の女に本気になった。


なんだか、無性に恥ずかしくなった。

「廉、倉庫に帰るぞ」



黙ってた雷が、口を開いた。