優しい音を奏でて…




「………いないよ。
………ゆうくんは、いるの?」

私のボソッとした答えを聞いて、ゆうくんはほっとしたように、ふぅぅぅっと長い息を吐いた。

「いない。」



その後ゆうくんは、まっすぐ前を見たまま運転を続け、ほとんどしゃべらなかった。


ほんとに今日のゆうくんは、よく分からない。