「おはよう」 「……亮太くん、まだ来てないね」 「あぁ、いつものことだし」 いつもの朝のバス停。 亮太は毎日のように、バスが来るギリギリのタイミングでバス停に滑り込んでくる。 それまでの僅かな時間。 俺と紗枝は二人きり。 いつも紗枝と一緒にバス停にいた、紗枝の友達。 気を利かせてくれたとかで、友達はバスを一本遅らせるようになったらしい。