十一月に入った途端に、街中はクリスマス一色になる。
彼女もいない俺には無縁のイベント。
浮かれているのは、彼女がいるやつと、クリスマス前に好きな女の子に告ろうとしているやつだけ。
好きな女の子が親友の彼女。
そんな俺にとって、
やっぱりクリスマスは、ただの十二月二十五日でしかないんだ。
教室のあちこちでは、早くもクリスマスの話題で盛り上がる。
そんなやつらを冷めた目で見ていた俺は、亮太から酷な頼みごとを持ちかけられた。
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