眉の位置でパツンと切りそろえた前髪。 胸元まである栗色の髪はいつも三つ編み。 白い肌に、黒目がちの大きな瞳。 はじめて紗枝を見た瞬間、時間が止まった。 紗枝はいつも、バス停に一人で来る。 数分遅れて、友達が走ってやって来る。 バスが来るまでのあいだ。 友達と楽しそうに喋ったり。 時には雑誌を二人で持って、立ち読みしたり。