はっ、と笑いながら2人を責めるような目つきで睨む。
「…本当のことだよ。俊哉さんが言ったこと」
父さんを見つめながらアイツが勝手に口を開いた。
「は?なんでお前がそんなこと言えるんだよっ!!」
怒り任せに怒鳴る俺に弱々しく微笑みながら言った。
「俊哉さんに相談されてたんだよ。優が母親という存在を寂しそうに見てるって。それで私から優くんの母親にならせてくださいって頼んだの。だから俊哉さんは悪くないの」
そう言いながら俺を見つめるアイツになにも言えなくなった。
…言い返そうと思えば返せた。
なのに固まって、口が開かなかった。
その日から俺は少しずつ新しい母親のことを認めようとして過ごすようになった。
晴がどうしてるかなんて知らずに俺は幸せに過ごしてたんだ。

