晴空のようなあなたに恋をした



10歳の俺はわからなかった。




大人がどんなことを思って行動してるのかなんて。





新しい母親は傷ついたような顔をしてこっちを見ているのが俺の視界の端で見えた。



「……突然、母さんたちと離れて暮らし始めてごめんな。…優は母親という存在が欲しかったか?」






そう言った父さんにゆっくり顔を上げて首をふった。



苦しげな顔をしてる父さんは、そうか…と呟いた。






「たまに優が寂しそうに母親と子供を見つめてたから…父さん勘違いしちゃってたんだ。」




なんだよ…っ、それ。






俺のためを思って新しい母親と再婚したって言うのか!?




「浮気相手と結婚したかっただけなんじゃねーの?」






素直じゃない俺は疑い深く父さんたちを見る。