晴空のようなあなたに恋をした


「なに笑ってんだよ、お前。」





顔を赤くして睨んでも怖くありませーん!



「笑ってませんよー」




そう言いながらも、笑いそうになる。









「ちっ。もうバレたんなら全部言うけど、」






そう言いかけて私を真剣な顔で見た。





…まだなんかあるの?






普段ヘラヘラしてる翔駒まで真剣な顔で私を見ている。





「……晴の…今の家庭環境を探ってくれないか?」









…ん?家庭環境??





予想外すぎる“家庭環境”という言葉に首をかしげる。




「…俺と晴は名字が違う。小さい頃に両親が離婚したんだ」









性悪生徒会長が昔話をゆっくり話し始めた。