それが人間の当然な現象だよね。
うんうん。と1人で頷いていたら、訝しげに慎ちゃんが、
「なにやってんだ…。遅れるぞ?俺がせっかく起こしてやってんのに、学校遅刻するとかありえねーからな??」
そう言って私を睨みつけてくる。
さすが…元ヤンだ。
思わず思ってしまったくらい慎ちゃんの睨みは怖い。
「…はーい」
喧嘩した時なんて…ほんっと怖いからねー。
そう思いながら席に着く。
「もう〜慎也!もう少しハイテンションでいきましょーよ!!」
母上は、今日も朝から元気がいいことで。
なんて思いながら慎ちゃんを見る。

