珍しく、しんみり考え込んじまった俺。 『でもずっと怖がってるままじゃ、変われないし、成長しない。そして、互いに間違う』 “互いに間違う”その言葉に聞き入ってた全員がピクッと反応した。 互いに間違う…。 音の言ってる通りだ。 俺らが耀から逃げてたってこと、音はもう見抜いてるだろうな〜と、なんとなく思った。 音なら…ここのやつらと助け合っていけるだろうなー。 これもなんとなく思った。 視界の端に難しい顔をした晴がいた。 ふっ…音もめんどくさい奴のことを好きになったなぁ?