当たり前のことを忘れてた俺と愬は、どうやらいつも通りじゃないらしい。



「緊張して失敗して良いのは小さい頃だけだよ。」







呆れたように言う綾人に俺はムッとした。





「べっ!別に俺緊張してねーし!?」



「そっ、そそ、そそそそ..そうだし!?」







愬と俺が反論しても冬夜に笑われるだけだった。






「バカじゃねぇの?動揺隠しきれてねーよ!」






…お前だけにはバカと言われたくないわ冬夜。





「とにかく静かにしろよお前ら。スマホから
こっちの会話聞こえるだろーが」







そう言って俺が持ってたスマホをぶんどった晴。