駅から歩いたマンション。 一人暮らしには大きいここに恭也はいる。 まぁ、夕方だから居ないだろうけど。 なぜ、私が元カレなんかに会うかというと 私がまだ好きだからだ。 一方的に私から振ったけど、それは海外に転勤が理由。 ずっと忘れられなかった。 理沙子はマンションの部屋に向かい とりあえず、念の為と インターホンを鳴らした。 ピーンポーン 「はい、どちら様ですか?」 元カレの家から女の声がした。